【夏休みの自由研究】ねるねるねるねをおうちで大量に作る方法!どうしてモコモコに膨らむの?小学生・中学生の理科(化学)の自由研究にぴったり☆ 作り方や原理の解説もあります!

【夏休みの自由研究】ねるねるねるねをおうちで大量に作る方法!どうしてモコモコに膨らむの?小学生・中学生の理科(化学)の自由研究にぴったり☆ 作り方や原理の解説もあります!

大容量ねるねるねるね
⚫︎材料(2〜3人前)⚫︎
重曹 4.5g
粉糖(コーンスターチ入り) 30g
クエン酸 5.0g
乾燥卵白 1.0g
100%ぶどうジュース 30ml
トッピングシュガー 適量
※小数点第一位まで計りとれるスケールを利用してください。

①重曹と粉糖を大きめのボウルで混ぜ合わせます。
②クエン酸と乾燥卵白を混ぜ合わせます。
③①のボウルにぶどうジュースを入れて、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。→灰色っぽくなる
④そこへ②の粉を入れ、スプーンでよくかき混ぜます。→明るい紫色になる

◆解説◆
Q.なぜ色が変わるの?
ぶどうジュースに含まれている「アントシアニン」という色素が、
重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)によって色が変化する性質を利用しています。
アントシアニンはアルカリ性で青色に、酸性で赤色に変化します。

Q.なぜぶどうジュースの味よりも酸っぱいの?
酸性・アルカリ性のものにはそれぞれ味があります。
アルカリ性は「苦味」があり、酸性は「酸味」があります。
クエン酸1gを中和するには、重曹は約1.3g必要となります。
アルカリ性と酸性を中和して打ち消すと味はなくなりますが、
このレシピの重曹のアルカリ量ではクエン酸の酸を打ち消すことができないため、
クエン酸がやや残って、酸っぱい味になります。
逆に、重曹を多く入れて重曹が残ってしまうと、アルカリ性の苦味が出て、洗剤のような味になります。

Q.なぜモコモコに膨らむの?
重曹をクエン酸で中和する際に、水と二酸化炭素が発生します。
発生した二酸化炭素が気泡となるのに加えて、
粉糖に含まれるコーンスターチと乾燥卵白が粘度を高めてくれて、
モコモコと大きく膨らむことを手助けしています。

Q.乾燥卵白はなくても大丈夫?
膨らみはかなり小さくなり別物のようになってしまいますが、味に問題はありません。
乾燥卵白は富澤商店のような製菓材料店にて手に入れることができます。
お近くに店舗がない場合は、CottaやAmazon、楽天などのインターネット通販でも手に入れることができます。
乾燥卵白がある方が大きく膨らんで楽しく、より本物のねるねるねるねに近づけることができるので、ぜひ使ってみてください!

#ねるねるねるね #知育菓子 #自由研究

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