夏休みもいよいよ終盤!夏休みの宿題の定番「自由研究」。“子どもの宿題”のはずが…親たちから悲鳴も!
■自由研究 異例の暑さをヒントに 『夏の暑い車内で卵に火は通るのか』
南波雅俊キャスター:
夏休みも終盤となりました。ユニークな自由研究に取り組んでいる方たちを紹介します。
埼玉県の小学3年生 大河くん(8)の自由研究は『夏の暑い車内で卵に火は通るのか』です。
きっかけは家族で車に乗っていたときに、両親の「熱くてハンドルが触れない」「ここにたまごを置いたら、目玉焼きができるかもね」という会話の中でやってみたいと思ったからだそうです。
研究では気温35℃超、車内58℃という状況でステーキ(厚さ1.5センチ) ・鮭・たまごをダッシュボードに置いたところ、▼ステーキは両面で5時間 ▼鮭は両面で2時間 ▼たまごは1時間で火が通ったそうです。最後に大河くんは「しっかりやけていた!!」とコメントも書いたということです。
この結果について大河くんは「厚みのあるお肉が車の中で焼けるとは想像できなかった。全て加熱されたので、夏の車内は本当に危険だと分かった」よい学びもあったといいます。
ホラン千秋キャスター:
実感で危険を学べたことはとても大事な体験ですね。
パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
海外には夏休みを使って自由研究をするという発想がありません。このような取り組みは人間の基礎を作る土台になるのではないでしょうか。
“火が通るのか?”など素朴な疑問を探り、それをクラスのみんなの前で発表することは自信にも繋がります。発表について、相手がどう反応するのかというのも、非常に自信になるし、こんなに喜ばれるんだという経験もすごくいいことだと思います。
■ふりかけの中身 全部でいくつ?地道な作業に疲労困憊
南波キャスター:
福岡県の小学2年生 桃之将くん(8)の自由研究は、『のりたま かぞえてみた』です。ふりかけの袋の中に何がどのくらい入っいてるのか気になったからだそうです。
研究ではのりたまのふりかけ(内容量25グラム)の中身を1日4時間、計5日間かけてピンセットと箸で1粒ずつ仕分けをしました。
地道な作業のため、3日目は作業しながら寝るくらい疲労困憊だったそうです。作業はご家族もサポートしました。ご両親の役割は「たまごを並べる」です。桃之将くんのお父さんは「想像以上に困難で心が折れそうな作業でした」と話してくれました。
作業の結果、▼のり 604枚 ▼青のり 606個 ▼ごま 876個 ▼おかか 185個 ▼たまご 2179個で、合計4450の仕分け作業となりました。
ホランキャスター:
小さな袋の中にこんなに入っているとは思わないですね。
井上キャスター:
エアコンや扇風機の風とかも気にされたのでしょうか。研究結果をメーカー側に送るのも面白いかもしれません。能動的に「自分がやりたいものを純粋にやる」というのは達成感がありますね。
パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
達成感もすごいですし、一生の思い出ですね。
井上キャスター:
大人になってから“のりたま”を数えることはできませんからね。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者
1963年オランダ生まれ
現パナソニック・アース製薬の社外取締役など
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