夏休みも残りわずか、小中学生の自由研究にいかがでしょうか?
新紙幣の肖像に採用された小国町出身の細菌学者、北里 柴三郎の足跡や日本のお金の歴史について学べる展示会が熊本市中央区の肥後の里山ギャラリーで開かれています。
【肥後の里山ギャラリー 小堀 俊夫 館長】
「新しい紙幣が発行されて、その肖像に地元出身の北里柴三郎博士が採用されたこともあり、博士の業績などを詳しく紹介しようというところと、お金の歴史を学んでいただきたいというところで(企画した)」
熊本市中央区にある肥後の里山ギャラリーで開催中の『新しいお札とお金の歴史新千円札は北里柴三郎』。
会場には北里 柴三郎自筆の書や、功績を紹介するパネルなどが並び、柴三郎の足跡について詳しく知ることができます。
また、江戸時代の貨幣から現代までの紙幣なども展示されています。
約200点の展示の中で特に珍しいというのがこちら、大正4年、1915年製造の十円券です。
何が珍しいか、みなさんわかりますか?
実はこちら、日本で製造された紙幣の中で唯一、肖像が左側に描かれています。
しかし、数える際に肖像が確認しにくいなどの理由で、この紙幣以外は右側に肖像が描かれることになりました。
またこの他にも、肥後銀行の前身の一つである九州商業銀行の設立に尽力し、新紙幣で1万円札の肖像に採用された渋沢 栄一について紹介するエリアもあります。
【来場者】
「(北里)博士はもちろんだがお金にも興味があるのでよく(展示品を)集めたなと」
【肥後の里山ギャラリー 小堀 俊夫 館長】
「北里博士の業績や人となり、お金の歴史など総合的に学べるので特に夏休みでもあるし、小中学生の自由研究にもぴったりだと思うので多くの人にご来館いただきたい」
この展示会は9月14日(土)までで、入場は無料です。